七尾ベース開設にあたって、センター長の片岡神父からのメッセージです。 センター長からの皆さまへの提案もあります。ぜひご検討ください!
発災以降、全国からの皆さまのご支援に心から感謝を申し上げます。
発災から2ヵ月半が経ちました。サポートセンターでは、2月23日にカトリック羽咋教会にボランティアベースを立ち上げ、2泊3日でボランティアさんにご協力をいただきながら、七尾市の災害ボランティアセンターでの瓦礫の運搬の軽トラックボランティア、また断水が続く地域への水のお届けなどを中心に活動をしております。
そして、ブログやFacebookでも準備の状況をお伝えしていましたが、お陰様でようやく七尾教会の水道が復旧したことを受けて、敷地内にあります聖母幼稚園の施設をお借りして、来週3月18日より七尾ベースを開設することが決まりました。
これによって、羽咋から七尾まで、活動拠点まで、車で40分近くかかっていた移動も30分短縮されて、負担も大きく軽減されることを期待しています。
ただ、どちらも5-6人程度しかボランティアさんが宿泊できないベースですので、しばらくの間、来週から新しく開設される七尾ベースの方を基本的に男性の方のボランティアさんのベースとして、そして、女性の方のボランティアさんには、引き続き羽咋ベースを利用していただいて、男女のベースを分けて活動していくことをしていきたいと考えています。
そして、災害ボランティアセンターの活動に加えて、特に女性のボランティアの方には、拠点づくりが難航している輪島の方へ、まだ市内の半数以上が断水が続いていますので『水の支援』や、あるいは、避難所以外の物資の支援も打ち切りになっていますので、物資の支援などにも、通いではじめていくことができたらと考えています。
幸いにも、明日3月15日金曜日に能登半島の大動脈である、能登里山海道が、輪島方面だけですが、全線復旧するという明るい話題もありました。また、わたしたちの活動にも大きな追い風になっていけたらと願っています。
そういった中で、また多くの皆さまにわたしたちの活動に、ご協力いただけたらと願っておりますが、どうしても現在の被災地のニーズ上、軽トラックをつかった運転や、瓦礫などの運搬等で、肉体的にも力が必要な活動も多くあり、せっかく申し込んでいただいたにも関わらず、ご辞退いただいてしまうケースも何人かいらっしゃいました。できるだけ若い世代の皆さんにもお越しいただけたらと思っていますが、なかなか2泊3日というハードルや、時間はあっても能登までの交通費などの負担も大きいと思います。
そこで、わたしの方から、全国の教会の皆さまに1つご提案をさせていただき、ぜひご協力をいただけたらと思っています。それは何かといいますと、ボランティアに来てくださる若者たちの交通費の支援です。
なかなか、そういう活動の現状で、自分たちは現地にボランティアへ行くことは難しいけれども、代わりに各教会、あるいは教区レベルで、若者たちにその想いを託して、交通費を皆さんで支援をしていただき、送りだしていただけないでしょうか。
そして、若者たちが、なかなか進まない、被災地の現状を実際に見て、感じて、皆さんに伝えてもらう役割を担ってくれたらと願っております。
特にこれから春休み、またゴールデンウィークなどの長期の休みもあります。ぜひそうした、被災地支援についてもご検討いただけたら幸いです。全国的にテレビ、新聞等での被災地の報道が減ってきていると思います。そのために、能登は復旧してきていると認識もされやすいのではないかと思います。
確かに、少しずつ動いてはいると思いますが、崩れた家も、道路もそのままのところがほとんどですし、未だに石川県内で1万5千戸以上の断水。そして、輪島や珠洲などを中心にまだ1万人近い方が避難生活を余儀なくされています。
道路や水の復旧が進むことによって、これから本格的な支援が必要になってくると思います。被災者の生活の復興も進んでいけるように、皆さんのお力が必要です。わたしたちも可能な限り、被災地の状況をお伝えしていけたらと思いますので、今後ともどうぞ、さまざまな形でのご支援、ご協力のほど、よろしくお願いいたします。
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