皆さまのお祈りとご支援を心から感謝申し上げます。
さて、1月1日に発災しました、能登半島地震から早いもので、1ヵ月が過ぎました。
2月1日には、七尾の聖母幼稚園前で、「ついたちの祈り、ついとうの祈り」と題して、発災時刻にあわせて祈りの集いを開催いたしました。
幼稚園の子どもたち、先生方、保護者の皆さん、教会の信徒の皆さん、地域の皆さんなど、40名近い方々が集ってくださり、震災で亡くなられた方々のために、また、いろんな思いを抱えながらも前を向いて頑張っておられる方々のために、そして、いまもそれぞれの場でいのちを守るために尽力されておられる方々、ボランティアの方々にも励ましと力を願いながら、想いをひとつにして、祈りの時間を持つことができました。
おかげさまで、先月末にようやく、輪島の海の星幼稚園も電気が復旧し、翌日には園を再開することができました。
ただ、地震から1ヵ月過ぎても、いま現在も、1万数千人の方々が避難を余儀なくされ、4万戸あまりでなお断水が続いています。当然、輪島もそうですが、七尾の幼稚園、教会も断水が続いています。
そういった状況の中、わたしたちは、サポートセンター立ち上げから、社会福祉協議会や役所などもまわって支援の需要や、現状把握につとめております。
先日もお伝えしましたが、ボランティアさんの派遣がなかなか厳しい状況は変わりませんが、断水が続いているこの状況で、なにかできることをと思い、わたしたちは水の支援、特にご高齢の方々で、給水所まで水を取りに行くことが困難な方々のために、お電話をくださればご自宅までお持ちする支援を、チラシをつくって独自でまわることをはじめました。
幸いにも社会福祉協議会から、包括支援センターなどにもうまくつながり、お問い合わせを多くいただき、大きいニーズをわたしたちは感じております。
2月3日(土)に行われた松浦司教、カリタスジャパン担当の成井司教様を交えての会議でも、わたしたちの今後しばらくの活動として、断水がまだ完全復旧まで2-3か月続くといわれるこの期間は、この水支援活動を1つの柱として、ボランティアさんにも協力をいただきながら進めていくことを確認いたしました。
その水支援を通して、お届けすることによって、水以外の必要な物資の支援、あるいはご高齢の方々の見守りなどの役目も果たしていけると個人的にも期待をしています。
そのためにも、地域のできるだけ多くの方に支援が行き届きますように、先日お伝えした羽咋ベース、また七尾のベースもできるだけ早めに開設できたらと思っていますが、そこで調整や運営を円滑におこなうための現地スタッフを早急にいま整えております。
その上でボランティアさんの募集要項をまとめ、来週にはその案内を皆様にお知らせし、ご協力をお願いしていくことをはじめられたらと思っております。
そういうことで、時間がかかっておりますが、ボランティア受け入れの案内まで、もう少しお待ちいただけたらと思います。
また、わたしたちは、その七尾地域での水支援活動とともに、あわせて、被害の大きい、輪島の方への支援の活動の可能性、拠点づくりも、同時進行で模索していけたらと思います。
また、毎週日曜日に、七尾・聖母幼稚園前でおこなっている「じんのび食堂」は、回を重ねることに地域の方々への認知もあがり、先日も賑わいを見せていました。
1ヵ月が過ぎても生活がなかなか変わらない中、当然のように皆さんの疲れを伺い知ることができます。
少しでもホッとしたり、おしゃべりしたり、弱音を吐けたりする場として、この場も続けていくことができたらと思っています。
そういった中で、出来ることはなかなか限られますが、たくさんの方々に、お祈り、ご支援をいただきながら、一歩ずつ前に進められております。
今後も、サポートセンターのブログ、フェイスブックなどで情報発信していきたと思いますので、引き続き、お祈りとご支援のほど、よろしくお願いいたします。
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